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小川シェフのブログ

仕事のこと

インタビュー記事が公開されました。

小川智寛インタビュー記事

モデルでタレントの榎本ゆいなさんにインタビューしていただいた記事が公開されました。

話しながら改めて感じたのは、自分の中で当たり前になっている考えほど、実は人に伝わる形にするのが難しいということです。

僕はこれまで、自分が何を大切にしているのか、どんな思いで仕事をしているのかを、何度も言葉にしてきたつもりでした。けれど今回のインタビューを通して、その“つもり”と“実際に伝わること”の間には、想像以上に大きな距離があるのだと気づかされました。

自分の中では輪郭がはっきりしているはずの考えも、いざ言葉にしようとすると曖昧になる。うまく掴めない。これはきっと、日々積み重ねてきた価値観が、自分の中であまりにも自然なものになっていたからだと思います。当たり前になっているものほど、説明するのは難しい。けれど本当に大切なのは、まさにその部分なのだとも感じました。

だからこそ、今回の時間には大きな意味がありました。何を信じてここまで来たのか。どこで迷い、どこで立ち止まり、どんな選択をしてきたのか。問いを受けるたびに、自分自身の内側をもう一度見つめ直すことができたからです。言語化とは、ただ相手に説明するための作業ではなく、自分の人生や姿勢を確かめ直す行為なのだと、僕は改めて思いました。

人はどうしても、目に見える「結果」に注目します。どんな実績を出したのか、どこまで進んだのか、何を成し遂げたのか。でも実際には、その結果は突然生まれるものではありません。その裏側には、無数の葛藤や試行錯誤があります。うまくいかなかった選択、迷いながらも手放さなかった信念、誰にも見えない場所で重ねてきた小さな決断。その積み重ねが、今の自分をつくっているのだと思います。

僕は「食のチカラで未来をつくる」と掲げていますが、それも決してきれいごとではありません。食は単なる消費ではなく、人と人をつなぎ、多様な価値観を受け止め、共創を生み出す入り口だと信じています。どんな社会を目指すのか。どんな人と、どんな未来をつくるのか。その問いは、日々の食の選択とも深くつながっています。大きな変化は、いつも小さな選択の連続から始まる。僕はそう思っています。

グローバルに価値観が交わる時代だからこそ、正解は一つではありません。完璧な答えなんてない。けれど、その時々で自分なりに考え、悩み、選んできたことには意味があるはずです。その選択のチカラが、自分の道をつくり、やがて誰かの背中を押す力にもなる。僕は、そういう連鎖を信じています。

まだ道の途中です。迷うこともありますし、言葉にならない思いを抱えることもあります。それでも、立ち止まって考え、自分の中にある本音をすくい上げることは、前に進むために欠かせない時間です。今回のインタビューは、僕にとってその大切さを再確認する機会になりました。そして同じように悩みながら進んでいる誰かにとっても、この言葉がひとつのきっかけになれば嬉しく思います。

僕たちは、結果だけでできているわけではありません。 悩み、迷い、それでも選んできたプロセスにこそ、その人の未来をつくる力が宿っているのだと思います。

インタビュー記事はこちら→ https://president-office.net/5541-2/

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